04574-161104 Macでもカラー反転
iPhone/iPadで日常的に使っているカラー反転。画面を「黒背景、白文字」に入れ替えます。文章を読み書きするとき、眩しくなくて読みやすく書きやすい。それをMacでも、という話。
shioが原稿を書く環境は、主としてUlyssesとWorkFlowy。どちらのアプリも黒(に近いグレイ)背景白文字に設定する「ダークモード」があります(アプリによって呼称が異なりますがここではこの呼称で統一します)。MacでもiPhone/iPadでもこの二つのアプリは常時ダークモードだし、Twitterアプリにもダークモードがあり、もちろん常用です。日中も夜の屋外や寝室も、ダークモードは目に優しい。 それ以外のほとんどのアプリには、ダークモードがありません。メイルを読み書きしたり 、Safariで新聞の記事を読んだりする際、普通の白背景黒文字はちょっと眩しい。
そこでiPhone/iPadではホームボタンを3回押しするだけでカラー反転するように設定しています。本当は常時反転した状態で使いたいくらいですが、それだとカラー写真も「ネガ」の状態になってしまうので、適宜、反転したり戻したりする必要があります。
設定は簡単。
設定アプリ→一般→アクセシビリティ→ショートカット→色を反転
でOKです。
同じことがMacでもできます。Appleは1984年にMacintoshを世に送り出して以来、人に優しいコンピュータを作ることを心がけており、視覚や色覚にハンディキャップがある人でもできるだけ快適に使えるようにと、多くの補助機能がついています。カラー反転もそのひとつ。
Macでon/offする設定も簡単。
システム環境設定→キーボード→ショートカット→アクセシビリティ→「カラーを反転」にチェック
すると、control+option+command+8 でカラー反転をon/off出来る様になります
ワンタッチでカラー反転できるので、ダークモードが付いていないアプリでも、黒背景白文字に変更できます。
Macは、できるだけデジタル以前のナチュラルな環境に近づけるため、当時、黒背景グリーン文字が主流であったCRTモニタの表示に対し、紙に文字を書くのと同様、白背景黒文字を基本にしました。確かにそれが見やすいのではありますが、問題は画面が発光体であること。人間の目は発光体を見つめるようにはできていません。古来、発光体は太陽や火くらいですし、それを見つめることはしません。人間の環境にある光のほとんどは反射光です。
紙の上にインクで書かれている(書いている)ものも、目に入るのは反射光。一方、Macの画面は発光体。眩しいのです。
そこで、少しでも目に届く光量を減らすために、ダークモードを使います。黒背景白文字にします。その方が目が楽です。
〈写真はiPhone 7 Plus〉
By 塩澤一洋, Kazuhiro Shiozawa on November 8, 2016.
Exported from Medium on May 2, 2017.